Archive for the '家庭教師・回想' Category

家庭教師の頃の思い出

先日昔の教え子に偶然会いました。男の子なんですが、かなり大人になってしまっていて最初声をかけられるまでわからなかったです。なんだかおしゃれな雰囲気のボロボロのジーパンをはき、(今の人はあんなのが好きなんですね)ストールというんでしょうか、黒と白の骸骨が描かれているものを首に巻いていてすごく今時の青年と言った感じを受けました。そして何と言っても一番驚いたのが若くして立派な1歳の娘さんのパパになっていたんですよ。あの子がパパか・・・。

人生何があるか分からないものですよね。あの子に教えていた時のことを思い出してしまいました。今だから言えるのですが、勉強にとってもやる気のない子で、当時中学生だったのですが、この子も知り合いの紹介で家庭教師していたんですよ。本人にまったくやる気がなく、雑談ばかりしようとするので、最初は『この子の家庭教師は無理かもしれない・・・。』と思ってしまったことがあったくらい私的には苦労したんですよ。でも動物にはとっても優しい目をしていたのに気づいて、『絶対悪い子じゃない』って確信したんですよね。そこでいつものように家庭教師しに自宅へ行き、なんとなくこちらの方から、『犬だったら何が好き?』というような質問をしたと思うんですが、そしたらいつもとなんか違う雰囲気になって犬の話で盛り上がったんですよ。それから自らたくさん喋りかけてくれるようになったんですよね。

そこからは私生活での簡単な相談にのってみたりして結構いい関係に慣れたのを思い出しました。

家庭教師という仕事は、勉強を教えるだけじゃなく、人とのつながりもたくさん増えていくのでそういった意味でも私の天職だったかもしれません。懐かしいな~。また久しぶりに家庭教師をしてみたくなりました。

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家庭教師の思い出2

前記事の続きです。

さて、その子の一番の苦手教科は算数。特に計算によるミスが多く、それを分析。どこでどう間違うのかの過程を家庭教師として責任もって見直し、見つけなければ根本的な改善はできません。そして私は発見することに成功。元々そんなに几帳面ではない女の子。途中の計算をメモで行う場合の書き方が雑。そこで多く間違えることが判明。途中の計算式を丁寧にすればすぐに解決できると話し、今までよりももう少しだけ丁寧に書いてみることを提案。

自分で走り書きした数字を見間違えるなんて言うのは、とてももったいないミス。算数だけではなく、そういう小さなミスの積み重ねが結局はテストの点数に大きく響きます。その改善は徹底的に行いました。とても頭の切れる子ですので、問題の理解はできているのに、もったいない。私が教えてから、すぐには成績アップの効果は見えませんでしたが、それでも日々の努力によって半年後くらいには、本人も納得のいくような結果を安定して出せるように。

最初、成績がどうしようもなくてそれを上げるのとは違い、逆に教えるのが難しかったような気が。でもご家族が皆さんとても良心的に接していただき、私も大好きに。最も充実感を味わったということで一番覚えている思い出なのかもしれませんね。その後見事、某有名私立中学に合格。もう自分の子供のように嬉しくて、ひとつの仕事をやり終えたという達成感。これは塾や学校の先生ではなかなか味わうことのできないものだと思います。

その経験が今の私にも大いに役に立っていますし、何よりも印象深い宝物として残っているんです。

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家庭教師の思い出1

昔、私が家庭教師をしていたころの話は語りだすとキリがないのですが、特に思い出深いものをご紹介します。

その通っていた家は、町でも有名な教育一家。ご両親とも学校の先生で、当時小学校6年生のお子様も教員の道へ勧めたいとの思いが強く、一番有名な塾へ通っている状況。5年生までは学校でも1番か2番の成績だったのが6年生になって3番以下にしかならなくなり、とても悩んでおられました。私にすれば「それでも十分じゃないか」と思わず言いそうになるくらいでしたが、ご両親もですが本人もかなりの自信喪失状態で、塾にもまともに通えない感じ。そこで、家庭教師という方法を取ろうと思われたそう。

もともとエリートな感じだと一度挫折するとすごいものだというのを目の当たりに。冷静にその子の成績を分析。6年生になって成績が落ちたわけではなく、中学受験を意識した周りの子が塾などに行き始め全体的な偏差値が上がったことが大きな原因。だから、自分の力が下がったわけじゃないことを、励ますように話することから始めます。次に、テストの用紙を見ると、なんとケアレスミスの多いこと。多分焦りとプレッシャーで、ちょっとしたことでつまづいてしまうのでしょう。

ご両親とも話し合いを繰り返し、あまり追い詰めるような事は言わないことを約束。子供の性格を変えるのは無理なのでそれを上手く活かした勉強法へ切り替える方法に。成績を上げるために足りないのは勉強時間や努力ではなく、集中力と注意力。そして失いかけてる自信を取り戻すこと。勉強そのものというより、まずは気持ちの立て直しからのスタート。そういうのもできるのが家庭教師のいい所かもしれませんね。

Posted by katekyon
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