家庭教師の思い出1

昔、私が家庭教師をしていたころの話は語りだすとキリがないのですが、特に思い出深いものをご紹介します。

その通っていた家は、町でも有名な教育一家。ご両親とも学校の先生で、当時小学校6年生のお子様も教員の道へ勧めたいとの思いが強く、一番有名な塾へ通っている状況。5年生までは学校でも1番か2番の成績だったのが6年生になって3番以下にしかならなくなり、とても悩んでおられました。私にすれば「それでも十分じゃないか」と思わず言いそうになるくらいでしたが、ご両親もですが本人もかなりの自信喪失状態で、塾にもまともに通えない感じ。そこで、家庭教師という方法を取ろうと思われたそう。

もともとエリートな感じだと一度挫折するとすごいものだというのを目の当たりに。冷静にその子の成績を分析。6年生になって成績が落ちたわけではなく、中学受験を意識した周りの子が塾などに行き始め全体的な偏差値が上がったことが大きな原因。だから、自分の力が下がったわけじゃないことを、励ますように話することから始めます。次に、テストの用紙を見ると、なんとケアレスミスの多いこと。多分焦りとプレッシャーで、ちょっとしたことでつまづいてしまうのでしょう。

ご両親とも話し合いを繰り返し、あまり追い詰めるような事は言わないことを約束。子供の性格を変えるのは無理なのでそれを上手く活かした勉強法へ切り替える方法に。成績を上げるために足りないのは勉強時間や努力ではなく、集中力と注意力。そして失いかけてる自信を取り戻すこと。勉強そのものというより、まずは気持ちの立て直しからのスタート。そういうのもできるのが家庭教師のいい所かもしれませんね。

Posted by katekyon

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