5月 12, 2013

家庭教師の仕事

家庭教師の仕事と言えば勉強を教える事ですが、
私は、勉強より、勉強法を教えるという事に重点をおいています。

勉強だけ教えるという事だと、
自分以上に生徒を育てるという事はできません。

自分の知っている知識を教えて終わりであるならば、
生徒は先生以下にしかならないでしょう。
世界中の知識全てを把握する事は不可能で、
把握できたとしても、世界は日々変わって行くものです。
その全てを一介の家庭教師が教えられるものではありません。

また、知識と言うものをたくさん身につける事を良しとするならば、
人間は、コンピュータにはかなわないという事になるのです。

最近、将棋の試合でも、人間がコンピュータに負けたという事がニュースになっていましたが、
ただ、様々な「手」を入力するのは人間です。
その作戦、勝つ方法を教える事ができるの人間なのです。

つまり、家庭教師も「知識」でなく、「方法」を教えるべきだと思うのです。

調べる方法、考える事、様々な材料から類推する方法、
それらを指導できれば、生徒は自分で勉強できるようになるでしょう。

もちろん、基礎的な知識は、家庭教師として持っているべきだし、
それは、生徒にも教えなければなりませんが、
そこからは、考えるきっかけを作ってあげて、
生徒が勉強で「自立」できるようにしてあげなければ、
意味がないと思うのです。
自分で学ぶ方法を知れば、どんな人からも、
どんなものからも学ぶ事はできます。

それができるように生徒を育てる事が、
家庭教師の仕事ではないかと思うのです。

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4月 7, 2013

家庭教師の利用法

前回、家庭教師を効率よく利用するためには時間を考えなければならないというお話をしましたが、家庭教師を利用するのなら、週1では意味がないのではないかと考える方もいるでしょう。

そうなると、週2回、週3回・・・やっぱり塾じゃないと経済的に無理かな・・と思ってしまいます。
週1の利用なら、経済的には可能、ただ週1では効果が出ないのなら、家庭教師を利用する事自体、無駄という事になるのです。

さて、そこで考えるのは、週1では本当に効果が表れないのでしょうか。
実はそれができるのが家庭教師の良さなのです。

そのためには家庭教師を依頼する時に週1でしかお願いできないので、
普段どのような勉強をしたら良いかをしっかりと指導してもらいましょう。

個別に家庭学習のフォローができるのが家庭教師のメリットでもあります。
効率的な家庭学習の方法を知る事によって、週1の指導でも十分効率が現れるのです。

それができる先生を選ぶ事が、もちろん条件ですよ。
受験指導においてさえ、受験まで残り数ヶ月という短い期間、
集団塾なら難しい指導でも、
マンツーマンだからできる事が沢山あります。

苦手分野の克服、弱点攻略には、得意分野を伸ばす、集団では難しい細かな指導も、
マンツーマンなら可能という事も多いのです。

 

ただ、受験前で時間が限られてくると、
より指導力の高い講師が必要になります。

時間が少なくなればなるほど、対応できる講師も少なくなり、
当然、特別な指導力を持つ人なら時給は高いわけです。

余裕がある時期に、決断が必要でしょう。

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3月 4, 2013

家庭教師の指導時間

学習塾に比べて家庭教師のよいところはなんでしょうか。
一番は個別に対応できるという事でしょう。

学習塾や進学塾ももちろん個別に対応している部分もありますが、
全てではありません。

そのために、どの部分を個別に対応して欲しいのかという事をきちんと考える事が重要です。
家庭教師は、指導を受けている全ての時間にお金が発生しているのです。

学習塾はそうではありません。
月謝がいくらと決まれば、授業後の質問などについて、お金が発生する事はまずないでしょう。
もっとも、これは初めから塾の月謝にはそういったサービスの料金も加わっているのかもしれませんが・・・

 

例えば公文式学習塾について考えてみましょう。
小学校1~2年生の月謝は、週に2回で1教科6300円です。
時間は関係ないですね。

その教室が開いている間はずっと自分の課題ができるまでいて、勉強するわけです。

みんな来る時間は様々で、教室が開いている間に好きな時間にきて、
自分の課題をやって好きな時間に帰るのです。
書道教室もこういう形のところは多いです。
でも、こういった教室は、個別対応の部分が相当少ないという事がわかるでしょう。
生徒が多いと、丸付けの先生が増えますが、
その人が指導をするわけではなく、
個々の細かい対応は難しいでしょう。

先生も、生徒が問題を解いている間は、家庭教師のように生徒の顔や手元を見てはいません。

家庭教師の先生はそういった細かいところまで見てくれますが、
必要ない事も当然全力で見てくれるわけです。

家庭教師を頼むなら、具体的に見て欲しいところだけを依頼しないと、
時間が増え、月謝がどんどん高くなってしまうでしょう。

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2月 16, 2013

心に寄り添う

家庭教師を始めた頃は、塾の講師と言うか、宿題やテストのマルつけのアルバイトもしていました。

まだ、本当に若かったし経験もなかったのでドキドキでしたが、
とても楽しかったです。

その時に、答えだけでなく、解き方も見てあげられたら良かったのに・・
と思いました。

生徒の勉強を見てあげるという事は、答えを見るのではなく、
答えまでの過程を知る事だと思うのです。
塾の講師という道もありましたが、
家庭教師を選んだのもそのためです。

その当時は、個別指導塾というのは私の周りにはなくて、
塾と言えば集団塾でした。

当然一人ひとりの解き方をリアルタイムで見る事はできません。

カリスマと言われる先生なら、1人で一度にたくさんの生徒を見る事は可能なのかもしれませんが、私にはとても無理です。
でも、子ども達を教えたいという気持ちが膨らんできて、
結局家庭教師の道を選ぶ事にしました。

もちろん1対1でも、ちゃんと子どもの事を見てあげられていたかどうかはわかりません。
常に子どもの手もとだけでなく、
顔を見て、目を見て、心に寄り添った指導がしたいと心がけては来ましたが、
私の未熟さゆえに、子どもが、なかなか理解できなかったり、
結果に表れなかったりして、申し訳ないと思った事もあります。
家庭教師として経験を積んでからも、結局、生徒は十人十色です。
全く同じ子どもは1人もいないのですから、
当然同じ指導はできないのです。

家庭教師として経験が長くなっても、
また新たな1人として向き合わなければなりません。

結局は今の精一杯をやるだけなんですね。

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1月 11, 2013

反省

思えば、家庭教師を始めたばかりの時は失敗続きでした。

ただ一生懸命だった事は間違いないのですが、
それでは上手く行かない事も多いのです。

最近は塾でも個別指導が人気ですが、
これは個性が大事にされ、個々が違うのだという事が認識されて来た事にもよるのですが、
一人一人別々のカリキュラム、別々の指導をする事はなかなか難しいのです。

でも、家庭教師はそういう仕事なのです。

ただ、当時の私は一生懸命なばかりで、
指導力や技術がありませんでした。

自分の学力には自信を持っていましたし、
家庭教師として頑張っても、生徒が伸びないのは、
言った宿題をきちんとやらない生徒自身のせいだと勘違いしていました。

もともとよく勉強する生徒や頑張る子の成績をアップさせるのは当たり前です。
それは、私は、ちょっとしたきっかけを作っただけで、家庭教師としての私の力ではなく、
生徒自身の力なのです。

なぜ生徒が宿題をして来ないのか?
宿題を生徒がして来ない理由なんて考えてもみませんでした。

今になって思えば、宿題のやり方や勉強の方法がわからなくてできなかった生徒もいたと思います。

今の私は、宿題をやって来ない生徒がいたら、まず、自分のせいだと考えます。

宿題が何だかわかっているのか、
そのやり方を理解しているのか、
生徒がやりたくなるように考えます。

それでも、宿題をやる事のできない生徒には、
いつやれば良いか一緒に考えます。
10年後、また今の自分を反省するとは思いますが、
一歩ずつ前に進んで行きたいと思っています。

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12月 8, 2012

思い出

家庭教師の思い出と言ってももちろん良い思い出ばかりではありません。

以前、家庭教師に伺っていたお宅での事ですが、
お母さんと子供が上手く言っていないのです。

お母さんが、怒っている理由は、子供が友達のところに行って、夜10時になっても帰ってないという事です。

このお宅は、母子家庭で、家には小学生のその生徒とお母さんだけです。

仕方のない事ではあるとは思いますが、
お母さんは夜遅くまで働いています。

私が家庭教師に行く日もほとんどお会いできません。

彼がいなくなる時、遅くまで帰って来ない日は、私が行かない日です。
近所のお友達のお母さんが、一人ぼっちだからと、
ご飯を一緒に食べさせたりして、好意で預かってくれていたらしいのですが、
彼のお母さんには、それが気にいらなかったようです。

その子は、もう高学年でしたが、すごく甘えん坊で、
私にもよく抱きついてきたりしていました。
きっと、お母さんにまだ甘えたいのです。

それで、その子は、「お母さんは、自分が帰って来るの遅いくせに、
怒ってばかり」と言います。

私は、「お母さんはAくんの事、頼りにしてるんだから、助けてあげなくちゃね。」
と、励ましましたが、お母さんが大好きなのに甘えらない、お母さんと仲良くできない彼の事をどうしてあげる事もできませんでした。

家庭教師がする事ではないかもとは思いながら、
何回かお母さんとお話はしたのですが、
解決できませんでした。

結局もう、家庭教師には来なくていいと言われ、それっきりです。
風の便りに彼の事を聞く度、心が痛みます。

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11月 4, 2012

感激!

家庭教師というのは、良い仕事です。

以前不登校だった生徒の家庭教師をしていました。
小学校、中学校、高校と、家庭教師をして、
大学進学して、県外に出て行ってしまいました。

小学校6年生の頃からの付き合いで、
6年半くらいの付き合いです。

その子が、学校に行けなくなったのは、
小学校5年生の時だそうです。

勉強が遅れると、もっと学校に行けなくなるからということで、
家庭教師を雇うことにしたということです。

小学校の卒業式には、何とか出席できたものの、
中学校にはほとんど通えませんでした。

中学校の1年2年は、ほとんど学校には通わず、
ただ、やっぱり学校には行きたかったみたいで、
中学3年の時には、受験を意識してか、
少し、自分でも学校に行こうと頑張っていて、
何回か行くことができました。

高校受験は、公立高校は難しいので、
私立の女子高を受けました。

公立は内申点があるので、今までに中間・期末と試験を受けてきてないので、難しいのです。

私立は、そういうことには、わりと理解があって、
専願ということで、受験し合格しました。

もちろん、勉強はがんばりましたよ!

高校に入ってからは、少しずつ学校にも通えるようになり、
卒業もきちんとして、なんと、大学も合格して、今元気に通っているのです!

その子は、本当に頑張りました。

その子がこの前、 帰省していて、連絡して来てくれました。
待ち合わせの場所に私が立っていると、「センセ!」と後ろから・・
嬉しくて泣きそうになりました。

本当に、良い仕事です。

ただ、すっかり今時の娘になっていたのには驚きましたが。

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10月 29, 2012

蒔いた種

家庭教師をしている生徒が引っ越すことになりました。

初めて家庭教師として出会ったのが、幼稚園受験をするという時のことで
ほぼ10年くらいのおつき合いです。

その生徒は、結局受験はせず、小学校も公立を選んだのですが、
ずっと家庭教師は続けていました。

そこの御宅のお母さんの方針で、
ご自分が働いていらっしゃるので、
自分の代わりに勉強をみてやって欲しいというのが、
一番のご希望でした。

初めて家庭教師に伺った時は、2歳になる少し前で、
お母さんも一緒に色々なトレーニングをしました。

確か、お母さんがお休みの日の午前中に伺ったのだと思います。
普段は、保育園に通っていて、幼稚園受験をさせようと考えていらっしゃったことと、
幼児期の家庭での教育が重要だと考えていても、
共働きだと、なかなかうまくいかないことも多く、
子供のためにあえて時間を作ろうと考えて、
家庭教師を雇ったようです。

結局、幼稚園受験はせず、保育園に通い、公立の小学校に今も通っています。

それが今度、お父さんの仕事の都合で、
中学から、他県へ引越しをすることになったのです。

さみしいですが、きっとどこへ行っても頑張れる子だと思います。

普段も、成績のことは、あまりお母さんもおっしゃらないのでわからないのですが、
頭の良い子です。

幼児期から家庭教師をはじめたので、集中力と即時反応力、また五感の機能を考えたトレーニングをやってきたので、
他県へ行って、進学塾行って、難関校受験ということになっても、
十分な能力があるのではないかと思います。
頑張ってほしいです。

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9月 29, 2012

頑固者

昔の家庭教師に行っていた先の生徒で、わからない問題があると、黙り込んでしまう女の子がいました。
宿題をしてないとかではなく、たいてい新しく問題をやった時です。
当然今までにやったことがない問題だから、すぐには解けるようにはなりません。
問題を説明していると突然下を向いて黙り込みます。
そうなると、もう、じゃあ、また来週ねと私が帰って、次の週にもう一度顔を出すまで、一言も口をきいてくれないのです。

多分できなくて悔しいという気持ちからだとは思うのですが、
新しい問題で、仕方ないのにこれです。

一度、「教えなくてもわかるのなら、先生がくる意味ないよね。」と言ったことあるのですが、それでも何もいいません。

本当にできないことが悔しいようですが、
それ以上の気持ちは未だに私にもわかりません。
おだててもすかしても、全くダメなのです。

「新しい問題だから、仕方ないよ」とか、
「ちょっとやってみよう」とかどんな言葉にも耳を貸さないのです。

ただ、黙っているので、仕方なく、説明しながら、ノートに私が問題の解き方を書いていると、次の週、必ず、自分で解けるようにしてくるのです。

本当に頑張って・・・ものすごく頑張って、解いてくるのです。
ものすごい負けず嫌いなのです。

その子は、当時小学校でしたが、結構長く、家庭教師をしていました。
いい子なのだけれど、その性格は治らず、結構私を手こずらせてくれました。

今では、恋人を困らせているのでしょうか。

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8月 30, 2012

思考力をつける

家庭教師をしていると、生徒の中に、わからない問題が出てきた時に、
できるまで自分で考えたい子供と、
すぐに答えを教えてもらいたい子供がいます。
今、家庭教師をしている子供もたいていどちらかに当てはまります。

家庭教師に行って、算数や数学の問題の場合、例題というのをまずは、一緒に解きます。
例題の答えをみながら解いて、
そのあと、問題を解くのですが、
まずは、同じ問題で、ほとんど数字が違うだけのような問題をたくさんやります。
この場合、答えを見ながらでよいので、
なるべく沢山どんどん解いて行きます。

すると規則性がわかり、自分でも解けるようになって来ます。

次に、同じ問題なのだけど、違う問われ方をしているものに当たります。
その時は、まずは、前の問題と同じところに気づかせる、
そして、今まで自分が習った、今まで自分が身につけたことで、
解けないか、色々やって見ます。

私が家庭教師をしている生徒の中でも、
初めに紹介した「できるまで自分で考えたい」という子供は、
こういう順で、指導をしていくと、
考える力がどんどん生まれ、自分で問題が解けるようになってきます。

それに対して、自分で考えようとしない生徒は、ここでつまづいてしまいます。
以前、家庭教師をしていた子でヒントを教えて考えさせようとすると、
かんしゃくをおこしてしまった時があります。

そういう子には、新たなる問題に入る前に、
解ける力がつくまで、先に色々な準備をして、
多分解けるだろうというところまで持って行ってから、
一人で問題あたらせます。

そうしていくと、少しずつ、考える力もつき、
だんだんと自分で考えることが楽しくなってくるのです。

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